国王逝去後のタイ国の様子(3)

2016年12月後半のタイ(バンコク)の様子です。

プーミポン前国王のご逝去から三ヶ月経ち、新国王が即位し、元の状況にだいぶ戻ってきています。
街中クリスマスと新年の装飾がなされ、皆はしゃいで写真撮影しています。音楽も復活し、繁華街も華やかさを取り戻しました。
服装も黒以外のものがかなり増えましたが、黒いリボンを着用している人はまだそれなりに多いです。さすがに蛍光色やパステル調のシャツを着ている人は見かけませんが、宿泊先のレストランのスタッフはオレンジ色のユニホームを着ていました。

ちなみに、平時のタイで鮮やかな色の服が多いのは、タイでは曜日ごとに色が決められていて、誕生日やその日の曜日の色に合わせて服を選ぶ人が多いためです。
曜日の色は以下の通りです。

日曜日:赤
月曜日:黄
火曜日:桃
水曜日:緑
木曜日:橙
金曜日:青
土曜日:紫

駅ビルの前。以前は白黒の横断幕がありましたが、今は年末の装飾に変わっています。献花台はもちろんあります。
大手デパートの入り口付近にあった国王の肖像画。左がプーミポン前国王、右がワチラーロンコン現国王。

白黒の横断幕はまだ掲げられていますが、三ヶ月経ちだいぶくたびれてきています。多くの人が行き交う場所では、横断幕を外してクリスマスや新年の装飾に変わっている所も多いです。

肖像画はまだ前国王のものが圧倒的に多いですが、新国王のものも置かれ始めています。
これから徐々に置き変わっていくのですね。