2016.11.19 PMP®資格試験の研修時間とPDU

プロジェクトマネジメントの資格The Project Management Professional(PMP)®の対策講座をご提供する機会が非常に多くあります。
PMPを受験するには、公式な研修機関が提供しているプロジェクトマネジメントに関する研修を事前に35時間(以上)受講し、それを申請する必要があります。
ここで紛らわしいのが、事前学習時間(プロジェクトマネジメント協会では”公式研修時間”と呼んでいます。以下は”事前学習時間”と記します)とPDUです。
“PDUと事前学習時間は異なる”ことが意外に知られていません。

PDUは、Professional Development Units の略で、PMP資格を取得後に、同資格を継続して保持するために必要な”ポイント(大学で言うところの単位)”のことです。
研修機関でPDU対象の講座を受講したり、プロジェクトマネジメントに関する書籍を読んだり、執筆をしたり、実務をしたりすることで獲得することができます。
しかし、このPDUはあくまでPMP資格継続のためのポイントであり、PMP受験のための事前学習時間とは本来別物です。

もっとも、公式研修機関で提供されているプロジェクトマネジメント系の研修が、PDU対象であると同時に、事前学習時間の対象にもなっていることは多々あり、しかも「PDUが獲得できます」とのみ記載されていることがあるため、余計に誤解されているのでしょう。
PMPを受験しようとされている方で、これから講座を受講する予定の方や、以前PDU対象講座を受講したことがある方は、その講座が事前学習時間に対応しているものか、その研修を提供した教育機関に念のため確認することをお勧めします。

※PMPはプロジェクトマネジメント協会(Project Management Institute, Inc.)の登録商標です。