2016.11.21 国王逝去後のタイ国の様子(2)

国王崩御一ヶ月後のタイ(バンコク)の様子です。
国民に求められていた一ヶ月の服喪期間が過ぎ、自粛ムードもだいぶやわらいできました。
宣伝広告や音楽が復活し、服装も黒以外のものが増え、少しずつですが平時の状態に戻りつつあります。ただし、音楽などの音量はまだ遠慮気味です。
喪服や弔意を表す”黒いリボン”も、着用が長期に渡るとファッション化され、様々なデザインのものが出回っています。
すれ違いざまについ興味を持って見てしまうのが「どんなリボンをしているのか」です。
とても小さな”蝶結び”のもの、リボンの交差部分にワンポイント入ったもの、リボンが描かれたバッチ、(黒服用に)リボンの形状をした白色や銀色のブローチなど、多種多様です。
プーミポン国王がラーマ9世にあたることから、タイ文字の9(象が横を向いているような形の文字)を象ったブローチや、タイ文字の9を印刷したTシャツも売られ、よく見かけます。

王宮の弔問はあいかわらずものすごい長蛇の列ですが、それを整理・監督するシステムもこなれてきた感じがします。 なお、王宮近辺には注意書きの看板が出ていて、こんな感じでした。

  • 安全のため荷物を確認します(係員に全ての荷物を見せてください)。
  • 王宮は2016年11月1日以降8:30から15:30まで入場できます。
  • 派手な服装は避け、敬意を持った服装をすること。黒いリボンの着用を推奨します。
  • 詳細はツーリストポリスコールセンター1155までお問い合わせください。

先述のように、自粛ムードはだいぶ緩和されてきたので、派手な服装や言動を慎んでいれば、過度に神経質になる必要はなさそうです。